『恵みと平安』

於保 治樹主任牧師

聖書箇所 ローマ1:1~16

「...わたしたちの父なる神および主イエス・キリストから、恵みと平安とが、あなたがたにあるように。」(1:7)

私たちが人生において最も必要なものは何でしょうか。様々なものが浮かんできますが、突き詰めるならば、それは「恵みと平安」ではないでしょうか。恵みは救いそのものであり、その結果の平安に満ちたな生涯以上の幸いはないからです。

礼拝では今年からローマ書の講解説教を始めています。パウロは 13の書巻を書いたといわれていますが、その冒頭の挨拶にすべて出てくる言葉は「恵みと平安とがあるように」です。(因みに書巻の終りのすべての挨拶は「共に恵みがあるように」「恵みあれ!(カリス)」は当時のギリシャ人の挨拶のことばであり、「平安あれ!(シャローム)」は当時だけでなく現在でもユダヤ人の挨拶です。

さて、ローマ書の中心的主題は「信仰による義」です。人間はどうしたら神の前に義とされるかという重要な問題に真正面から取り組んで、みごとにその答えをあらわしています。それは律法や行いではなく、信仰のみによる救いだということです。その救いは恵みですから信仰によって無条件で与えられるのです。つまりプレゼントなのだから、ただで受け取りなさいということです。パウロはこの恵みによる救いこそが福音だと言い、その福音は信じるすべての者が救われる神の力と語っているのが16節~17節です。

「福音は神の力」とは実に力強い言葉であると思います。ですからパウロは誰に対しても福音を恥としないと宣言しました。私たちも教会としてクリスチャンとして神の福音を力強く伝えたいと思います。そして、目標の礼拝 100名を達成するべく祈って行きましょう。今年の標語である「一人が一人を導く」を実践するならば神様はきっと実現させて下さるに違いありません。

ある人は30年間、伝道の小新聞を送り続けました。送られた人は病気を機会についに救いを得ることが出来ました。確かに伝道は容易くありませんが、諦めたらそれで終りです。パウロのように忍耐をもって語り続けましょう。なぜなら神の御心は「...すべての人が救われて、真理を悟るに至ることを望んでおられる。」(Iテモテ2:4)からです。福音は十字架の愛を経験したものでなければ伝えることはできないはずです。私たちはこの命に至る尊い務めを託されたものとして、聖霊の助けをいただきつつ日々を励みたいと思います。

アーメン