『いのちのみ言葉』

於保 治樹主任牧師

ピリピ人への手紙2章12~18節

わたしの愛する者たちよ。そういうわけだから、あなたがたがいつも従順であったように、わたしが一緒にいる時だけでなく、いない今は、いっそう従順でいて、恐れおののいて自分の救の達成に努めなさい。(ピリピ2:12)

わたしたちはイエス様の「いのちのみ言葉」を与えられて、恵みと信仰によって救われ、死から神のいのちに生きる者に移されました。そして、私たちクリスチャン(キリストに属する者)は神によって救われているからこそ、生涯を通して自分の救いの達成に努めることが求められています。

「信仰の導き手であり、またその完成者であるイエスを仰ぎ見つつ、走ろうではないか。(ヘブル12:2)」

とあるとおりです。

救いの達成のために努めることは、次の二つが大事です。

・一つに「従順」です。何が出来るかではなく、イエス様にいかに従順であるかによります。

「キリストは御子であられたにもかかわらず、さまざまの苦しみによって従順を学び、全き者とされ、彼に従順であるすべての人に対して、永遠の救いを与える者(源)となられたのです」(ヘブル5:7~9)

父の神の御旨を行い、十字架への道、ゲッセマネの祈りに於いても従順を全うされました。

・二つ目は「いのちのみ言葉を堅く持って」です。
主に従う私たちに対して、サタンは神への従順を妨げます。御霊の剣、神のみ言葉(エペソ6:17)によってサタンに勝利するのです。イエス様も、荒野にてサタンの試みを受けた時、み言葉の剣(マタイ4:1~11)を持って勝利されました。

  • 以前、八王子の教会で、「一年間でピリピ2章を覚えよう」とのお勧めがあった時、三カ月後でしょうか、どのくらい覚えられたかとお聞きしました。一人の姉が立たれ、一節~三節、もう終わりかと思いましたが、とうとう二章全部を、とつとつと暗唱されました。この方は、若い時より多くの試練を通った85歳の方で、み言葉にかけて生きてた方でした。この時から、教会の中から、み言葉を覚えようとたくさんの方々が年末までに、二章を暗唱されました。

私たちもみ言葉によって勝つのです。
そして、

「それは、あなたがたが責められるところのない純真な者となり、曲がった邪悪な時代のただ中にあって、傷の無い神の子となるためである。あなたがたは、いのちの言葉を堅く持って、彼らの間で星のようにこの世に輝いている」(ピリピ2:15)

のように、この世の不正、闇、罪(的外れ)の世界の中で、土の器が火に通される時、透き通るように、私たちも神様の前に、聖霊の火を通されて、イエス様ご自身が現れて下さるのです。

そして、イエス様の「いのちのみ言葉」は、私たちの内より輝き、世の光、地の塩として働くのです。私たちはこの地上にある間、どんな時にも共にいて下さる主と共に、いのちの言葉を堅く握り、神の言葉を語り、人を生かす者とさせて頂けてることを心から感謝し、祈り励みましょう。